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ヘルプ › WordPress からの移行の手順

目次

  1. 移行の全体の流れ
  2. 準備
  3. テーマを静的な HTML にする
  4. 差し込みタグを入れる
  5. ツギテに取り込む
  6. 取り込みの結果を確かめる
  7. フォームを置き換える
  8. 書き出して切り替える・URL の引き継ぎ
  9. 取り込めないもの・注意
  10. 切り替えのチェックリスト

WordPress からの移行の手順

制作会社の方向け · 2026年10月25日 更新

WordPress のサイトを、静的な HTML +ツギテに移すための手順です。記事と写真はツギテが取り込み、見た目(テーマ)は静的な HTML にして、お知らせ・ブログ・実績などはツギテから書き出します。

  • だれ向け:制作会社(ツギテの代理店)の担当の方。お客さまのサイトの移行を請け負うときに使います。
  • 前提:移す先のサーバに SFTP でつなげること(さくらのレンタルサーバなど)。WordPress の管理画面に入れること。
  • かかる時間の目安:記事100件・写真400枚ほどのサイトで、取り込みは数分。テーマの静的化とタグ入れが作業の大半です。
  • 移行のあと:WordPress の本体・プラグインの更新は要らなくなります。お客さまはツギテの画面で記事を書き、公開すると、ツギテがサーバの HTML を書き換えます。

移行の全体の流れ

切り替えるまで WordPress は消さずに動かしたままにします。 ツギテは写真を元の WordPress のサイトから読み込むためです。

  1. 準備:WordPress を控え、ツギテにサイトを作る
  2. テーマを静的な HTML にする
  3. HTML に差し込みタグを入れる
  4. ツギテに記事と写真を取り込む
  5. 取り込みの結果を確かめ、直す
  6. フォームをツギテのフォームに置き換える
  7. ツギテから書き出し、.htaccess を置いて切り替える

2・3 は手元で進め、切り替えの前は別のフォルダ(例 /new/)で確かめると安全です。

準備

  1. WordPress を控える:サーバのファイル一式とデータベースを控えておきます(いつでも戻せるように)。
  2. ツギテにサイトを作る:代理店の「配下のテナント」からお客さまのテナントを登録し、サイトを作ります。
  3. 接続設定:移す先のサーバの SFTP を入れ、表示された公開鍵をサーバの ~/.ssh/authorized_keys に追加して、接続テストを通します。公開ディレクトリは、確かめるあいだは別のフォルダ(例 /new/)にしておくと、今のサイトを壊しません。
  4. 使う部品:サイト設定の「使う部品」で、取り込み先にする部品(お知らせ・ブログ・実績・FAQ・採用情報)を選びます。選んでいない部品には取り込めません。
  5. WordPress の構成を調べる:投稿のカテゴリ、カスタム投稿(施工事例など)、パーマリンクの形(/年/月/スラッグ/ など)、使っているフォームを書き出しておきます。どの部品に振り分けるかの元になります。
接続設定。SFTP の情報を入れ、表示された公開鍵をサーバに追加して「接続テスト」を押す
接続設定。SFTP の情報を入れ、表示された公開鍵をサーバに追加して「接続テスト」を押す
使う部品。取り込み先にする部品にチェックを入れる
使う部品。取り込み先にする部品にチェックを入れる

テーマを静的な HTML にする

今の見た目を残すなら、WordPress のプラグイン「Simply Static」でサイトを HTML に書き出すのがいちばん早い方法です。新しいデザインにするなら、この章は飛ばして、新しく作った HTML で次の章に進みます。

  1. Simply Static を入れ、書き出しの URL を「ルートからのパス(/ で始まる形)」にして ZIP で書き出します。ドメインごとの絶対 URL だと、確かめ用のフォルダで元のサイトを読んでしまいます。
  2. 要るのは、使い回すページだけです。
    • トップページ、固定ページ(会社案内など)
    • 記事の一覧ページを1つ(部品ごとに)
    • 記事のページを1つ(部品ごとに、ひな形にする)
    • CSS・画像・JavaScript のフォルダ
  3. 記事のページは全部は要りません。ツギテがひな形から作り直します。
  4. WordPress でしか動かないものを外します:コメント欄、検索の欄、wp-json や xmlrpc.php への参照、管理バーの残り。

フォルダの深さに注意:ひな形と書き出す記事のページは同じフォルダに置きます(例 blog/_template.html と blog/{slug}.html)。フォルダが変わると、相対パスの CSS や画像がずれます。Simply Static で / からのパスにしておけば、この心配は少なくなります。

差し込みタグを入れる

書き出した HTML の、記事が並んでいた所を差し込みタグに置き換えます。タグのあいだにあった WordPress の記事の HTML は消してかまいません(ツギテが書き換えます)。

入れる所タグ(開きと閉じの組)ツギテの設定
トップの新着<!-- tsugite:blog-top --> 〜 <!-- /tsugite:blog-top -->差し込み箇所、件数「新しい3件」など
一覧のページ<!-- tsugite:blog-list --> 〜 <!-- /tsugite:blog-list -->差し込み箇所、件数「すべて」。ページ分けもここで
一覧のページのリンク<!-- tsugite:blog-list-nav --> 〜 閉じページ分けするときだけ
一覧のページの見出し<!-- tsugite:blog-list-heading --> 〜 閉じ任意(「2026年のブログ」などに変わる)
記事のページのひな形<!-- tsugite:article --> 〜 <!-- /tsugite:article -->記事のページの設定
ひな形の <title><!-- tsugite:article-title --> 〜 閉じ任意(記事の題名が入る)
  • 表はブログの例です。お知らせ・実績も、名前を変えて同じように入れます。
  • ひな形は、書き出した記事のページ1つを _template.html に名前を変えて作るのが早いです。
  • 標準の形ではクラス名(tsugite-blog… など)だけが付くので、今のテーマの CSS に合わせるには「自分で書く」で、テーマの HTML をそのまま使うのがおすすめです({{title}}・{{date}}・{{url}}・{{body}} など)。代理店の「テンプレートの共有」に入れておくと、次の移行で使い回せます。
差し込み箇所の設定。タグの名前・部品・件数を決める
差し込み箇所の設定。タグの名前・部品・件数を決める
記事のページの設定。ひな形のファイルと、記事の中身の HTML を決める
記事のページの設定。ひな形のファイルと、記事の中身の HTML を決める

ツギテに取り込む

取り込んだだけではサイトには出ません。確かめてから書き出します。

  1. WordPress の管理画面で「ツール」→「エクスポート」→「すべてのコンテンツ」で、.xml のファイルをダウンロードします(50MB まで)。
  2. ツギテのサイト設定「WordPress から取り込む」で、そのファイルを上げます。投稿・カテゴリ・写真の数が出ます。
  3. 振り分ける:「種類 × カテゴリ」の行ごとに、取り込む部品を選びます。
    • 1つの記事にカテゴリが複数あるときは、上の行から先に当てはまったものに入ります。
    • 固定ページは「取り込まない」のままにします(サイトの HTML として扱う)。
    • 下書き・非公開の記事も入れるかを選びます。
  4. 「○件を取り込む」。写真を元のサイトから読むので、数分かかることがあります。画面を閉じても続きます。
WordPress から取り込む:ファイルを上げると、投稿・カテゴリ・写真の数が出る
WordPress から取り込む:ファイルを上げると、投稿・カテゴリ・写真の数が出る
振り分ける:「種類 × カテゴリ」の行ごとに、取り込む部品を選ぶ
振り分ける:「種類 × カテゴリ」の行ごとに、取り込む部品を選ぶ

取り込むあいだ、元の WordPress のサイトはログインなしで見られる状態にしておいてください(メンテナンス中・Basic 認証つきだと写真を読めません)。同じファイルをもう一度取り込んでも、取り込み済みの記事は飛ばすので、記事が増えたときは新しいエクスポートで追加できます。

取り込みの結果を確かめる

結果の画面の4つの一覧を上から見て、必要なものだけ手で直します。

結果の一覧中身すること
写真を読み込めなかった元のサイトにない・10MB をこえる・GIF など写真を手元から「写真・画像」に追加し、記事に入れ直す
整えた記事段組み・ボタン・埋め込み動画・ギャラリーなどを外した記事を開いて読めるか確かめる。動画はリンクにして入れ直す
URL を作り直した日本語のスラッグなどを、日付と英数字に記事の編集で、英語の分かりやすい URL に直してもよい(直すなら .htaccess を作り直す前に)
取り込まなかった固定ページなどサイトの HTML で作ってあるか確かめる

あわせて、部品ごとの項目(実績の場所・工期など、採用情報の給与など)は空のまま入っているので、必要なものを入れます。

取り込みの結果。4つの一覧と、.htaccess の分・対応表(CSV)のダウンロード
取り込みの結果。4つの一覧と、.htaccess の分・対応表(CSV)のダウンロード

フォームを置き換える

Contact Form 7 など WordPress のフォームは、静的な HTML では動きません。ツギテの「お問い合わせフォーム」に置き換えます。

  1. ツギテでフォームを作り、送信先(メール・Slack・Google スプレッドシートなど)と自動返信を設定します。受け付けるドメインに、移行先のドメインを入れます。
  2. 書き出した HTML のフォームの <form> を、ツギテのフォームの画面に出る形(action と data-tsugite-form、1行の script)に書き換えます。入力欄の見た目は、今のテーマの HTML のままで構いません。
  3. Contact Form 7 の [text* your-name] のような書き方が残っていたら、ふつうの <input name="name"> に直します。
  4. 確認画面・送ったあとの文は、ツギテの既定のものが出ます。変えるときは data-tsugite-text-* やひな形(<template data-tsugite-confirm> など)を使います。
  5. 本番のドメインで「試しに送る」と、実際の送信を1回ずつ確かめます。
フォームの埋め込みのコード。この形にサイトの <form> を書き換える
フォームの埋め込みのコード。この形にサイトの <form> を書き換える

採用の応募フォームは、<form> に data-tsugite-prefill="job" を付け、<input type="hidden" name="job"> を置くと、職種のページから職種名が入ります。

書き出して切り替える・URL の引き継ぎ

確かめ用のフォルダで全部を見てから、公開ディレクトリを本番に切り替えます。

  1. 確かめる:差し込み箇所と記事のページを設定して「サーバのタグを確かめる」。公開履歴の「今の内容で公開する」で、確かめ用のフォルダ(/new/)に書き出し、トップ・一覧・記事のページ・フォームを見ます。
  2. WordPress を片付ける:取り込みが終わっていることを確かめてから、公開フォルダの WordPress のファイルを別の場所に移します(消すのは落ち着いてから)。wp-content/uploads/ は、古い写真の URL へのリンクが外に残っていることがあるので、しばらく残しておくと安心です。
  3. 切り替える:静的な HTML 一式を公開フォルダに置き、ツギテの接続設定の公開ディレクトリを本番に変えて、接続テスト → 「今の内容で公開する」。
  4. URL を引き継ぐ:取り込みの結果の画面から「.htaccess の分」をダウンロードし、公開フォルダの .htaccess の先頭に追加します。WordPress が書いた # BEGIN WordPress 〜 # END WordPress は消します(残すと、ない index.php に飛ばされます)。
  5. 確かめる:古い URL をいくつか開いて、新しい記事のページに転送されるか(301)見ます。Google Search Console があれば、新しいサイトマップを出し直します。
公開履歴。「今の内容で公開する」で、サーバに書き出す
公開履歴。「今の内容で公開する」で、サーバに書き出す

.htaccess の分は Apache のサーバ用です(さくらのレンタルサーバなど)。nginx のサーバでは、対応表(CSV)をもとに設定を作ります。取り込んだあとに記事のページの場所や URL を変えたら、転送先も直します。

取り込めないもの・注意

ものどうなるかどうするか
固定ページ・メニュー・ウィジェット・テーマの見た目取り込まない静的な HTML として作る
コメント取り込まない残したいものは本文に写す
フォーム(Contact Form 7 など)動かないツギテのフォームに置き換える
本文の段組み・ボタン・埋め込み動画・ギャラリー外れる(「整えた記事」に出る)必要なら手で直す。動画はリンクに
ほかのサイトに置いた画像(CDN など)読み込まない手元から「写真・画像」に追加する
GIF、10MB をこえる写真読み込まないJPEG・PNG・WebP にして追加する
カスタムフィールド(ACF など)入らない部品ごとの項目に手で入れる
コードのブロック・引用・表残る(言語の印 language-… も残る)サイトの CSS とハイライト(highlight.js など)で見た目を付ける
  • 日時:WordPress の日時は GMT の値を使います。GMT がない下書きは日本時間として読みます。
  • 取り込みは承認を通りません:取り込めるのはテナント管理者と代理店の人だけです。
  • 大きなサイト:エクスポートのファイルが 50MB をこえるときは、WordPress のエクスポートで期間やカテゴリを絞って分け、順に取り込みます(取り込み済みは飛ばすので重なっても構いません)。

切り替えのチェックリスト

  • WordPress のファイルとデータベースを控えた
  • ツギテの接続テストが通った(確かめ用のフォルダ)
  • 使う部品を選んだ
  • 静的な HTML に差し込みタグと記事のページのひな形を入れ、「サーバのタグを確かめる」が通った
  • 取り込みの結果の4つの一覧を見て、直すものを直した
  • 部品ごとの項目(実績の場所など)を入れた
  • フォームを置き換え、試しに送って届いた
  • 確かめ用のフォルダで、トップ・一覧・記事のページ・フォームを見た(スマホでも)
  • 公開ディレクトリを本番に切り替え、書き出した
  • .htaccess を置き換え、古い URL が新しいページに転送される
  • お客さまにツギテの使い方(書く・公開する・承認)を伝え、メンバーを招待した
  • 落ち着いたら WordPress のファイル・データベースを片付ける(wp-content/uploads/ はしばらく残す)
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